新規開業や事務所移転で新しいオフィスを利用する場合、どのような物件を選ぶかで、内装工事費用や
工期が違ってきます。
オフィス用物件では、あらかじめ壁・天井・床の基本的な内装仕上げが済んでいる状態で引渡されるのが
一般的です。
壁・天井の仕様によって従業員の仕事の効率は変わりません。しかし、床の材質や仕上げ方法によって
は快適なオフィスへと変わります。
ここで、代表的な床面仕様についてお伝えします。
- OAフロア
- タイルカーペット
- Pタイル
- スケルトン
1.OAフロア
OAフロアとは、床下にコンセント・ネット回線などが収納できる空間を確保した床のことです。
別名、フリーアクセスフロア・二重床とも呼ばれています。
OAフロアを導入することで、床面に配線が露出しないため、オフィスの見た目の向上が図れ、
スッキリした空間になります。
OAフロアにすることで、配線に足や椅子が引っ掛かり、配線を断線してしまう心配がないことから、
作業効率を効果的に上げます。
フロアーを一段高くしていますので、冬場の冷気の上昇を緩和させ、暖房効率を上げることで
電気コストを削減し、省エネ効果もあります。
また、レイアウト変更を行う際も、移動がスムーズ。OAフロアの種類は沢山あり、
素材・形状によって費用・使用目的・耐荷重が違います。
代表的用途:事務スペース・サーバールーム・会議室スペース
2.タイルカーペット
オフィスで最も多く採用されているのがタイルカーペットです。繊維系の材質が多く、滑りにくくて
安全です。また、防音・防塵性にも優れています。
タイルカーペットは、1つ1つがパネル状になっていることから、搬入や施工が容易であり、
さらに部分的に剥がせるため、手入れ・交換も可能です。OAフロアの仕上げとして
使用されています。
カラーバリエーションが豊富で色や柄によって、オフィスをオシャレにレイアウトすることができます。
最新の技術では、防汚性・耐久性のみならず、防炎性・静電気防止・消臭機能・殺菌加工を施したものも
あります。
代表的用途:オフィス・会議室。エントランス
3.Pタイル
主に塩化ビニール樹脂を使った約30cm×30cmのタイル状の床で、別名「プラスッチクタイル」
とも呼ばれており、硬い床材になります。
傷・汚れに強く丈夫です。
代表的用途:オフィス・クリニック・店舗
4.スケルトン
床面仕上げが行われていない状態。ゼロから床工事ができます。
法令や賃貸物件のルールの範囲内であれば、自由にデザイン・レイアウトが可能な分、
自社の希望通りのオフィス作りができます。しかし、その分初期費用が高くなります。
退去するときは、自社で施工した内装部分は撤去し、スケルトン状態に戻し引渡ししないといけません。
標準内装に比べ、現状回復の責任範囲が明確であることも特徴です。
オフィスのカーペット選びで、オフィスのイメージも大きく変わります。カーペットの持つ機能・色・柄を
オフィス全体のイメージに合うかを考慮することも大切です。
オフィスそれぞれの部屋の使用目的によって変え、メリハリのあるオフィス空間を作ってはどうでしょうか。
その他のオフィスに関するお役立ち情報は→こちら
貸事務所・貸店舗のご依頼は前田不動産株式会社までお問合せ下さいませ。
【自社物件につき契約に伴う手数料は頂きません。】
前田不動産株式会社
〒530-0047 大阪市北区西天満4丁目3番18号
TEL:06-6362-6671
URL:http://www.maeda-re.co.jp/